第5号　石巻住民支え合い委員会 （2014/4/19）

　仮設住宅の自治会で構成している「石巻市仮設住宅自治会連合会」を中心に「石巻住民ささえ合い委員会」が設立されます。

東日本震災から時間が経過し災害公営住宅や個別再建で仮設住宅から退去する被災者が増加している反面で、仮設住宅で暮らしてきた被災者が互いに築いてきたコミュニテーが希薄化することが心配されています。

先日、行政関係と仮設住宅の代表者の方々が集まった会議では、大森第3団地からは阿部自治会長が出席しました。テレビでも放映されました。

今後定期的に会合を開き、方向性や課題を話し合うこととしています。

仮設住宅に入居する目的は生活再建を果たすために「早めに仮設住宅から退去すること」であることは皆さん分かっています。しかし、そこで暮らした人々はお互いに助け合い新たなコミュニテーを形成して頑張ってきた苦労があります。それが次第にしぼんでいく寂しさもあります。高齢者が多く暮らす大森第3団地も同じです。

今後、仮設住宅は集約化されることもあるでしょう。ますますお互いの支え合いが必要となってきます。医療、介護、保健、福祉等、行政関係と連携した住民相互の支え合いが期待されます。

（2014/4/19　玉 通信員）